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  地 表 踏 査

 当社では、地形、地質、防災地質(砂防、地すべり、落石崩壊、土石流ほか)、土木地質(ダム、トンネル、道路、土地造成など)、森林整備などに関する地表踏査を行っています。

 地表踏査は、文字通り地表を自分の足を使って歩き、地表で確認できる事象を調べ、情報を収集します。踏査の目的によって、その対象は異なりますが、土木地質が目的ならば、崩壊地形、地すべり地形、段差、クラック、露岩地、植生異常、微地形、崖錐、土質、岩種、層理・節理の走向傾斜、地層の連続性、断層、断層の走向傾斜、湧水状況、表流水状況、岩石の硬さや風化状況、岩石の割れ目状態などを観察、記載していきます。

 獣道でもあればよいほうで、ブッシュやイバラをかき分け、地層の露出箇所を探し、情報を集めます。半日くらい歩けば、おおよその地質構成や地質構造が解ってきます。以後は、できるだけ多くの情報を収集し、予察した結果を検証しながら調査を進めます。体力と頭が必要な仕事です。
 右の写真が地質踏査の必需品、ロックハンマーと
 クリノメーターです。
ロックハンマー,クリノメーター
 踏査結果は、ルートマップ地質平面図地質断面図にまとめます。
 下図は、花崗岩類が新第三紀の礫岩と逆断層で接し、河川沿いの台地は段丘堆積層で覆われる地域の地質平面図です。

 断層は図の上端、下端で確認され、これを結んで断層線を引いたものです。この地域には第二名神高速道路の橋梁が計画されていましたが、ちょうど橋脚の位置に断層が出現する可能性があることから、確認のため調査ボーリングを実施することになりました。

 ボーリング調査の結果、予想通りに断層破砕帯が確認され、高圧の地下水を有していることが明らかとなりました。最終的には、道路線形が見直され、橋脚位置が変更される結果となりました。

地質平面図

 下図は、大阪府南部の堆積岩が分布する地域の地質平面図です。
 調査地は和泉山脈の北麓に位置し、和泉層群とよばれる上部白亜系の堆積岩が分布しています。
 砂岩層、泥岩層、砂岩泥岩互層、礫岩層が各種の互層を形成し、単斜構造を示しています。地層は南南東方へ40〜50度傾斜し、造成後は南向きのり面では顕著な流れ盤となり、層理面すべりの可能性が残されています。

地質平面図


 下図は堆積岩地域のルートマップの例です。
 これをもとに地質平面図、地質断面図を作成していきます。
ルートマップ

(画像をクリックすると拡大されます。)

 下図は新設道路計画の地質平面図です。
 2種類の花崗岩類(緑色、ピンクに着色)が基盤を成し、谷沿いには崖錐堆積物が分布しています。
地質平面図


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