当社では、地形、地質、防災地質(砂防、地すべり、落石崩壊、土石流ほか)、土木地質(ダム、トンネル、道路、土地造成など)、森林整備などに関する地表踏査を行っています。
地表踏査は、文字通り地表を自分の足を使って歩き、地表で確認できる事象を調べ、情報を収集します。踏査の目的によって、その対象は異なりますが、土木地質が目的ならば、崩壊地形、地すべり地形、段差、クラック、露岩地、植生異常、微地形、崖錐、土質、岩種、層理・節理の走向傾斜、地層の連続性、断層、断層の走向傾斜、湧水状況、表流水状況、岩石の硬さや風化状況、岩石の割れ目状態などを観察、記載していきます。
獣道でもあればよいほうで、ブッシュやイバラをかき分け、地層の露出箇所を探し、情報を集めます。半日くらい歩けば、おおよその地質構成や地質構造が解ってきます。以後は、できるだけ多くの情報を収集し、予察した結果を検証しながら調査を進めます。体力と頭が必要な仕事です。
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